2026年10月19日

大型部品の反りを抑制する3Dプリンティング

4D_Additive 1.8に新たに搭載された「Stiffener(補強構造)」機能により、大型・薄肉部品に対して個別に設定可能な補強構造を追加し、造形時の安定性を向上させます。これにより、粉末方式の3Dプリンティングにおいて、熱による変形や反りを低減します。

Moembris, 19.10.2026 (ab/mas) – フランスとドイツを拠点とするソフトウェアメーカーCoreTechnologie(CT)は、4D_Additive 1.8に新たな自動「Stiffener(補強構造)」機能を搭載しました。本機能により、元のCAD形状を大幅に変更することなく、部品の反りや変形を防止するための一時的な補強構造を簡単に生成できます。

 

粉末方式3Dプリンティングにおける課題

粉末方式の3Dプリンティングでは、特に細長い形状や平坦な形状、薄肉構造の部品は変形が発生しやすい傾向にあります。造形時の不均一な加熱・冷却によって温度勾配や内部応力が生じ、部品の反りや変形の原因となります。

従来、この問題への一般的な対策として、設計段階で補強構造を追加し、CADモデルの一部として組み込む方法が採用されてきました。新しい「Stiffener(補強構造)」機能では、造形準備の段階で4D_Additive上から直接、一時的な補強構造を生成できるため、この工程を大幅に簡素化します。

これにより、元のCAD形状を大幅に変更することなく、反りや変形を抑制するための一時的な補強構造を簡単に作成できます。

自由にカスタマイズ可能な補強構造

新機能では、あらかじめ用意されたハニカム、三角形、四角形のパターンを使用して、一時的な補強構造を迅速に生成できます。ユーザーは部品内の補強構造の配置位置を自由に指定し、希望する形状を生成できます。また、構造パターンの選択に加え、各セルの寸法を個別に設定できるため、部品ごとの要件に応じた柔軟な調整が可能です。

補強構造は、「ピン」と呼ばれる接続要素を介してCAD形状に固定されます。ピンの形状、位置、方向は、ユーザーが選択した部品表面にのみ接続されるよう、個別に調整できます。

接続ピンの接触部分は自由に設定でき、造形後に部品が完全に冷却された段階で簡単に取り外すことができます。また、3Dプリンティング向けに最適化されたピンは接触面積が小さく設計されているため、取り外し後の後処理を最小限に抑えることができます。

このように、新しい「Stiffener」機能を活用することで、元のCAD設計を恒久的に変更したり、CADシステム上で補強構造を設計するために多くの時間を費やしたりすることなく、大型・薄肉部品の反りを最小限に抑えた造形が可能になります。

 

4D_Additiveソフトウェアの詳細については、こちらの「https://coretechnologie.com/ja/products-ja/4d-additive/ 」をご覧ください。

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CoreTechnologieについて

ソフトウェアメーカーCoreTechnologie(CT)は1998年に設立され、ドイツのフランクフルト近郊に本社を構え、フランス、日本、米国に拠点を展開しています。

同社は、3D CADデータ変換ソフトウェアのリーディングプロバイダーとして、3D_Evolution™(CADデータ変換、修復、簡略化、解析)、4D_Additive™(3Dプリンティング向けソフトウェアスイート)、3D_Analyzer™(解析機能を備えたCADビューア)、3D_Kernel_IO(CADインターフェース開発用SDK)などのソリューションを提供しています。

CoreTechnologieは、製品設計から製造に至るまでのプロセス全体において、機械系CAD(MCAD)データの相互運用性を最適化するとともに、PLMシステムとの連携や業務プロセスの自動化に向けたカスタマイズソリューションの開発を使命としています。

世界中で600社以上の企業に採用されており、自動車、航空宇宙、機械製造、消費財などの幅広い業界に加え、主要な3Dソフトウェアメーカーにもソリューションを提供しています。

詳細については、CoreTechnologie公式ウェブサイトをご覧ください https://coretechnologie.com/ja/